調教師・騎手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/07 02:28 UTC 版)
騎手は、地元香港出身の騎手もいるが、リーディング上位の成績を収める騎手は、ほとんど海外からやってきた騎手で占められる。南アフリカ共和国出身のダグラス・ホワイト騎手が、2000-01年度より13年間連続リーディング記録を続けていたが、2013-14年度にその座を奪われ、2014-15年度は、ブラジル出身のジョアン・モレイラ騎手が、新記録となる145勝を挙げてリーディングジョッキーの座を奪取した。 またジョッキークラブに所属した女性騎手はこれまで4名おり、そのうち1997年にデビューした簡慧楡騎手は、1999年の香港ダービーに、女性騎手として初めて騎乗するなどして技量的にも注目されていたが、同年3月に落馬殉職し、翌年2000年度に最後の1名が引退してからは、女性騎手が所属する事はなかった。しかし、2015年シーズンからは、15年ぶりに蒋嘉琦(チョン・カーケイ)騎手がデビューした。蒋騎手は、2016年5月1日のレースで通算20勝を挙げ、これまでのジョッキークラブ所属女性騎手の最多勝記録を更新しており、1日4勝の記録も挙げるなど、注目されていたが、2018年に騎手を引退した。 調教師は、海外出身の調教師が多いなか、香港出身者も健闘している。1985年に開業したジョン・ムーア調教師は、これまでに1400勝以上を挙げ、7年連続でリーディング・トレーナーの座を占めている。このほか、アンソニー・クルーズ調教師やジョン・サイズ調教師、ポール・オサリバン調教師らは、日本でもたびたび管理馬を出走させている。
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