TCK大賞

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TCK大賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/04/10 23:45 UTC 版)

TCK大賞（ティーシーケーたいしょう）は、大井競馬場で優秀な成績をおさめた人馬や、大井競馬場の発展に功績のあった人馬等を顕彰するために設けられた年間表彰制度である。2014年創設^[1]。

概要

『TCK大賞』は2014年より新たに創設され、前年に活躍した調教師・騎手・厩務員の表彰を行うほか、大レースで優秀な成績を収めた馬におくられる『TCK大賞』等の競走馬の表彰が行われる^[1]。例年、2月頃に発表され、3月頃に大井競馬場で表彰式が行われている（年によって異なる）。

競走馬の部

TCK大賞（最優秀賞）

ダートグレード競走において優秀な成績を収め、かつ大井競馬重賞競走で第1着を得た馬の中から、大井競馬を代表すると認められる馬を選定^[1]。

年	受賞馬	性齢	年度成績 （主な年度勝ち鞍）	調教師
2013年	セイントメモリー	牡6	7戦5勝 京成盃グランドマイラーズ、サンタアニタトロフィー、オーバルスプリント	月岡健二
2014年	ハッピースプリント	牡3	6戦3勝 東京ダービー、羽田盃、京浜盃	森下淳平
2015年	ハッピースプリント	牡4	7戦1勝 浦和記念	森下淳平
2016年	ソルテ	牡6	5戦2勝 フジノウェーブ記念、さきたま杯	寺田新太郎
2017年	ララベル	牝5	4戦1勝 JBCレディスクラシック、マリーンカップ2着、スパーキングレディーカップ2着	荒山勝徳
2018年	クリスタルシルバー	牡3	8戦1勝 マイルグランプリ、ジャパンダートダービー4着	村上頼章
2019年	モジアナフレイバー	牡4	5戦2勝 大井記念、勝島王冠、東京大賞典3着	福永敏
2020年	サブノジュニア	牡6	9戦5勝 JBCスプリント、アフター5スター賞、'20ウインタースプリント、東京スプリント2着	堀千亜樹
2021年	サルサディオーネ	牝7	9戦3勝 日本テレビ盃、スパーキングレディーカップ、スパーキングサマーカップ	堀千亜樹
2022年	サルサディオーネ	牝8	9戦2勝 さきたま杯	堀千亜樹
2023年	ミックファイア	牡3	5戦4勝 ダービーグランプリ、ジャパンダートダービー、東京ダービー、羽田盃	渡邉和雄

TCKホープ賞（2・3歳以下優秀賞）

2・3歳で、出走資格3歳以下の大井競馬重賞競走で第1着を得た馬、または準ずる成績を得た馬から選定^[1]。

年	受賞馬	性齢	調教師
2013年	ブラックヘブン	牡2	鷹見浩
	ソルテ	牡3	寺田新太郎
2014年	ララベル	牝2	荒山勝徳
	スマイルピース	牡3	佐野謙二
2015年	トロヴァオ	牡2	荒山勝徳
	ララベル	牝3	荒山勝徳
2016年	ミサイルマン	牡2	森下淳平
	バルダッサーレ	牡3	中道啓二
2017年	リコーワルサー	牡2	荒山勝徳
	キャプテンキング	牡3	的場直之
	ステップオブダンス	牝3	藤田輝信
2018年	ラプラス	牡2	藤田輝信
	アークヴィグラス	牝2	嶋田幸晴
	クロスケ	牡3	柏木一夫
2019年	ストーミーデイ	牡2	澤佳宏
	グランモナハート	牝3	福田真広
2020年	セイカメテオポリス	牡2	渡邉和雄
2021年	ママママカロニ	牡2	森下淳平
	セイカメテオポリス	牡3	渡邉和雄
2022年	マンダリンヒーロー	牡2	藤田輝信
	ミヤギザオウ	牡3	森下淳平
2023年	ダテノショウグン	牡2	森下淳平
	サベージ	牡3	森下淳平

TCKグロリアス賞（3歳以上優秀賞）

3歳以上で、出走資格3歳以上の重賞競走に出走し第1着を得た馬、もしくはダートグレード競走に出走し5着以内に入着した馬から選定^[1]。

年	受賞馬	性齢	調教師
2013年	プレティオラス	牡4	森下淳平
2014年	ユーロビート	騸5	渡邉和雄
2015年	プレティオラス	牡6	森下淳平
	ユーロビート	騸6	渡邉和雄
2016年	ユーロビート	騸7	渡邉和雄
2017年	ケイアイレオーネ	牡7	佐宗応和
	サブノクロヒョウ	牡4	阪本一栄
2018年	モジアナフレイバー	牡3	福永敏
2019年	ノンコノユメ	騸7	荒山勝徳
2020年	ストライクイーグル	牡7	藤田輝信
2021年	ノンコノユメ	騸9	荒山勝徳
2022年	ギシギシ	牡4	栗田裕光
2023年	セイカメテオポリス	牡5	渡邉和雄

TCKスプリンター賞（短距離競走において優秀な成績を収めた馬）

短距離の重賞競走に出走し第1着を得た馬、もしくは短距離のダートグレード競走に出走し5着以内に入着した馬の中から選定^[1]。

年	受賞馬	性齢	調教師
2013年	フジノウェーブ	牡11	高橋三郎
2014年	セイントメモリー	牡7	月岡健二
2015年	ソルテ	牡5	寺田新太郎
2016年	ルックスザットキル	牡4	米田英世
2017年	ソルテ	牡7	寺田新太郎
2018年	アピア	騸7	藤田輝信
2019年	キャプテンキング	牡5	的場直之
2020年	グレンツェント	牡7	藤田輝信
	トロヴァオ	牡7	荒山勝徳
2021年	モジアナフレイバー	牡6	福永敏
2022年	プライルード	牡3	藤田輝信
2023年	ギシギシ	牡5	栗田裕光

TCKミストレス賞（牝馬優秀賞）

重賞競走に出走し第1着を得た牝馬、もしくはダートグレード競走に出走し5着以内に入着した牝馬の中から選定^[1]。

年	受賞馬	性齢	調教師
2013年	ビタースウィート	牝6	鷹見浩
2014年	レッドクラウディア	牝5	荒山勝徳
2015年	ブルーチッパー	牝5	荒山勝徳
2016年	ブルーチッパー	牝6	荒山勝徳
2017年	ニシノラピート	牝6	市村誠
2018年	ブランシェクール	牝5	藤田輝信
2019年	クレイジーアクセル	牝4	渡邉和雄
2020年	サルサディオーネ	牝6	堀千亜樹
2021年	カイカセンゲン	牝3	藤田輝信
2022年	該当馬なし
2023年	ローリエフレイバー	牝2	月岡健二

特別賞

大井競馬の発展に顕著な功績があったと認められる馬、その他特に表彰するに値すると認められる馬を選定^[1]。

年	受賞馬	性齢	調教師	選定理由
2013年	フジノウェーブ	牡11	高橋三郎	（記載なし）
2014年	該当馬なし
2015年	イナリワン	牡(死没)	福永二三雄	（記載なし）
2016年	該当馬なし
2017年	ゴーディー	牡9	赤嶺本浩	大井生え抜きの同馬は5年前にもサンタアニタトロフィーを勝利しており、 非常に息の長い活躍をしていることが評価された。
2018年	該当馬なし
2019年	該当馬なし
2020年	該当馬なし
2021年	該当馬なし
2022年	該当馬なし
2023年	マンダリンヒーロー	牡3	藤田輝信	地方所属の競走馬として初めてアメリカに遠征し、サンタアニタダービーで2着と健闘。

調教師の部

年	最優秀調教師賞	優秀調教師賞	調教技術賞	調教奨励賞	特別賞
2013年	該当者なし	荒山勝徳 藤田輝信	森下淳平 米田英世	蛯名雄太	鷹見浩 月岡健二
2014年	森下淳平	荒山勝徳 藤田輝信	蛯名雄太	的場直之	高橋三郎 月岡健二
2015年	該当者なし	荒山勝徳	藤田輝信	納谷和玖	森下淳平
2016年	該当者なし	藤田輝信	的場直之 佐宗応和	市村誠 中道啓二	寺田新太郎
2017年	荒山勝徳	藤田輝信	宗形竹見	福田真広	田中康弘
2018年	該当者なし	藤田輝信 森下淳平	米田英世 荒山勝徳	中道啓二	該当者なし
2019年	該当者なし	荒山勝徳 藤田輝信	森下淳平 田中正人	福田真広	福永敏
2020年	該当者なし	的場直之 森下淳平	荒山勝徳 藤田輝信	福田真広	堀千亜樹
2021年	該当者なし	的場直之 荒山勝徳	森下淳平 藤田輝信	福田真広 高野毅	堀千亜樹
2022年	藤田輝信	荒山勝徳 的場直之	坂井英光 森下淳平	該当者なし	三坂盛雄 堀千亜樹
2023年	該当者なし	荒山勝徳 的場直之	坂井英光 森下淳平	赤嶺亮 吉井竜一	渡邉和雄 藤田輝信

騎手の部

年	最優秀騎手賞	優秀騎手賞	騎乗技術賞	新人騎手賞	フェアプレー賞	特別賞
2013年	御神本訓史	真島大輔	的場文男 坂井英光	笹川翼	真島大輔	該当者なし
2014年	該当者なし	真島大輔 矢野貴之	楢﨑功祐 的場文男	瀬川将輝 西啓太	柏木健宏	該当者なし
2015年	該当者なし	矢野貴之	真島大輔	該当者なし	柏木健宏	該当者なし
2016年	該当者なし	矢野貴之 真島大輔	的場文男 笹川翼	該当者なし	坂井英光	該当者なし
2017年	該当者なし	矢野貴之	笹川翼 真島大輔	藤田凌 藤本現暉	笹川翼	該当者なし
2018年	矢野貴之	真島大輔 笹川翼	御神本訓史 的場文男	吉井章	笹川翼	的場文男 吉井竜一
2019年	御神本訓史	矢野貴之 笹川翼	真島大輔 的場文男	該当者なし	的場文男	坂井英光
2020年	矢野貴之	笹川翼 藤本現暉	真島大輔 的場文男	該当者なし	和田譲治	的場文男
2021年	該当者なし	矢野貴之 笹川翼	真島大輔 和田譲治	該当者なし	該当者なし	早田秀治
2022年	該当者なし	和田譲治 笹川翼	真島大輔 達城龍次	菅原涼太	真島大輔 藤本現暉	該当者なし
2023年	笹川翼	和田譲治 矢野貴之	西啓太	谷内貫太	該当者なし	御神本訓史

厩務員の部

年	最優秀厩務員賞	優秀厩務員賞	特別賞
2013年	該当者なし	小野寺隆博（蛯名雄太厩舎） 上田勇次郎（佐宗応和厩舎） 藤本英樹（市村誠厩舎） 中村昭夫（辻野豊厩舎） 中澤多加志（米田英世厩舎）
2014年	佐藤幹	小野寺隆博 鈴木孝夫 橋本健吾（的場直之厩舎） 星山文武 堀田優志（藤田輝信厩舎）
2015年	橋本健吾（的場直之厩舎）	上田浩喜（井上弘之厩舎） 鎌倉義幸（田中正人厩舎） 柴田秀樹（月岡健二厩舎） 堀田優志（藤田輝信厩舎） 松田昭彦（荒山勝徳厩舎）
2016年	岡﨑誠（藤田輝信厩舎）	長谷川満（阪本一栄厩舎） 橋本健吾（的場直之厩舎） 通﨑一也（市村誠厩舎） 石川和男（藤田輝信厩舎） 酒井英介（福永敏厩舎）
2017年	該当者なし	石川和男（藤田輝信厩舎） 千吉良敏彰（荒山勝徳厩舎） 高見正（上杉昌宏厩舎） 橋本喬（高橋清顕厩舎） 三村彰宣（米田英世厩舎）
2018年	荒美年政（福永敏厩舎）	堀田優志（藤田輝信厩舎） 小泉哲三（藤田輝信厩舎） 森木孝（藤田輝信厩舎） 須田譲（森下淳平厩舎） 木股智康（的場直之厩舎）
2019年	荒美年政（福永敏厩舎）	塚本竹瑠（堀千亜樹厩舎） 横山和巳（荒山勝徳厩舎） 橋本健吾（的場直之厩舎） 石川和男（藤田輝信厩舎） 浅川敬久（橋本和馬厩舎）
2020年	塚本竹瑠（堀千亜樹厩舎）	金成昭（森下淳平厩舎） 天野義瑛（的場直之厩舎） 木股智康（的場直之厩舎） 渡邊圭介（立花伸厩舎） 千吉良敏彰（荒山勝徳厩舎）
2021年	石川和男（藤田輝信厩舎）	木股智康（的場直之厩舎） 早川光（福永敏厩舎） 千吉良拓也（荒山勝徳厩舎） 野澤洋（高野毅厩舎） 小川慎司（荒山勝徳厩舎）
2022年	金成昭（森下淳平厩舎）	鈴木直亮（的場直之厩舎） 朴澤光（坂井英光厩舎） 宇佐美憂八（宗形竹見厩舎） 人見元晴（宗形竹見厩舎） 城内普一（松浦裕之厩舎）
2023年	朴澤光（坂井英光厩舎）	中村裕也（坂井英光厩舎） 鵜木茂行（的場直之厩舎） 金成昭（森下淳平厩舎） 飯田和也（渡邉和雄厩舎） 鈴木直亮（的場直之厩舎）	髙橋敦樹（渡邉和雄厩舎） 堀田優志（藤田輝信厩舎）

参考

2013年、2014年、2015年、2016年、2017年、2018年、2019年、2020年、2021年、2022年、2023年

関連項目

• JRA賞
• NARグランプリ
  • NARグランプリダートグレード競走特別賞
• エクリプス賞
• カルティエ賞
• エクウス賞
• ソヴリン賞
• BHB賞
• 香港年度代表馬

脚注

1. ^ ^{a b c d e f g h} “～2013年 大井競馬場で最も活躍した人馬が決定～ TCK大賞 受賞馬決定！ | News”. 東京シティ競馬 : TOKYO CITY KEIBA. 2021年2月17日閲覧。

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TCK大賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/03/12 04:52 UTC 版)

「2014年の日本競馬」の記事における「TCK大賞」の解説

2015年2月25日発表。調教師・騎手・厩務員の部は、調教師と騎手のみ記載する。 競走馬の部TCK大賞（最優秀賞） - ハッピースプリント（牡3歳、森下淳平厩舎） TCKホープ賞 - ララベル（牝2歳、荒山勝徳厩舎）・スマイルピース（牡3歳、佐野謙二厩舎） TCKグロリアス賞 - ユーロビート（せん5歳、渡邉和雄厩舎） TCKスプリンター賞 - セイントメモリー（牡7歳、月岡健二厩舎） TCKミストレス賞 - レッドクラウディア（牝5歳、荒山勝徳厩舎） 特別賞 - 該当馬なし 調教師・騎手・厩務員の部調教師の部最優秀調教師賞 - 森下淳平 優秀調教師賞 - 荒山勝徳・藤田輝信 調教技術賞 - 蛯名雄太 調教奨励賞 - 的場直之 特別賞 - 高橋三郎・月岡健二 騎手の部最優秀騎手賞 - 該当なし 優秀騎手賞 - 真島大輔・矢野貴之 騎乗技術賞 - 楢﨑功祐・的場文男 新人騎手賞 - 瀬川将輝・西啓太 フェアプレー賞 - 柏木健宏 特別賞 - 該当なし

TCK大賞（最優秀賞）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/03/01 10:07 UTC 版)

「TCK大賞」の記事における「TCK大賞（最優秀賞）」の解説

ダートグレード競走において優秀な成績を収め、かつ大井競馬重賞競走で第1着を得た馬の中から、大井競馬を代表すると認められる馬を選定。 年受賞馬性齢年度成績（主な年度勝ち鞍） 調教師2013年 セイントメモリー 牡6 7戦5勝京成盃グランドマイラーズ、サンタアニタトロフィー、オーバルスプリント 月岡健二 2014年 ハッピースプリント 牡3 6戦3勝東京ダービー、羽田盃、京浜盃 森下淳平 2015年 ハッピースプリント 牡4 7戦1勝浦和記念 森下淳平 2016年 ソルテ 牡6 5戦2勝フジノウェーブ記念、さきたま杯 寺田新太郎 2017年 ララベル 牝5 4戦1勝JBCレディスクラシック、マリーンカップ2着、スパーキングレディーカップ2着 荒山勝徳 2018年 クリスタルシルバー 牡3 8戦1勝マイルグランプリ、ジャパンダートダービー4着 村上頼章 2019年 モジアナフレイバー 牡4 5戦2勝大井記念、勝島王冠、東京大賞典3着 福永敏 2020年 サブノジュニア 牡6 9戦5勝JBCスプリント、アフター5スター賞、'20ウインタースプリント、東京スプリント2着 堀千亜樹 2021年 サルサディオーネ 牝7 9戦3勝日本テレビ盃、スパーキングレディーカップ、スパーキングサマーカップ 堀千亜樹

TCK大賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/08/06 15:55 UTC 版)

「大井競馬場」の記事における「TCK大賞」の解説

前年の大井競馬場で優秀な成績をおさめた人馬や、大井競馬場の発展に功績のあった人馬等を年1回顕彰している。2014年創設。 過去の受賞者はTCK大賞の項目を参照