課題制作
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 02:30 UTC 版)
図案部が1939年(昭和14年)に開催した成績展示会に久保は、《トンボ解体組織》という課題作を出品している。解体組織とは、「自然物や人工物の形を分解して、要素を幾何学的形式に再組織」する模様考案の基礎課題であった。久保の出品作はもう残っていないものの、同種の課題作が複数残っている。 同時期に久保はシュルレアリスムに興味を持ちはじめ、自動筆記で詩作をしたり、シュルレアリスム風のポスター《ベートーヴェン第七交響曲》を制作したりしている。 戦時色が強まるにしたがって、学校の授業で出される課題は次第に時世を反映したものになり、1940年(昭和15年)に久保は《銅鉄回収》《防諜》といった金属回収キャンペーンやスパイ活動防止をテーマにしたポスターを制作している。
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