読譜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 18:37 UTC 版)
読譜とは、楽譜を読んでそれを音としてイメージし、実際に歌または楽器で演奏することである。 楽譜を読むには、音の高さの要素と、リズムの要素、その他の要素に分離し、それぞれ正確に把握することが必要である。音の高さは、音符に音名または階名を付けること、音程を把握することである。音名または階名には普通ドレミ(イタリア音名)が用いられる。ハ長調以外の場合には移動ド、固定ドなど複数の読み方があるが、どれがいいかは一概に言えないとするのが最近の議論である(英語圏では音名にはアルファベットを用い、階名には半音階が表現可能な移動ドを用いる)。リズムは、長短のほか、拍子の中でどのように位置するのかの把握が必要である。また、強弱記号やアーティキュレーションなどが付されていれば、それらを正確に読みとらなければならない。 また、歌または楽器で演奏するには、ある程度、歌唱法、奏法自体の訓練も必要である。特に歌唱の場合には、イメージした音高を正確に出すことも求められる。 それらに加えて、楽譜が求める、楽譜に書かれていない表現を付けて演奏することが最終的な目標となる。
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