試製晴嵐改
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 01:29 UTC 版)
試製晴嵐を陸上機化した機体も製造され、これを「試製晴嵐改」または「南山」(M6A1-K) という名称で呼んでいた。南山は高速性能に優れるかわり、滑走距離が長かったという。1944年10月、南山は高橋の操縦により魚雷発射実験に成功した。これにより高橋は、晴嵐が雷撃に向いた航空機であると確信したという。晴嵐及び南山は合わせて28機が製造された。計画段階では36機以上生産予定だったが訓練用の機体すら確保できず、空技廠から零式小型水上偵察機2機を借りて第631空隊員の訓練をおこなった。搭乗員からは「オモチャみたいな飛行機で訓練するのか」と不満が出た。そこで第634空から瑞雲を借りて訓練を行った。
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