訴訟をめぐる報道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 09:14 UTC 版)
「和田家文書偽書事件」の記事における「訴訟をめぐる報道」の解説
和田に対し別府市在住の歴史愛好家から、和田の著作への写真の盗用と、論文を「和田家文書」へ盗用したとして訴訟が提起された。訴訟は最高裁まで係争になったが、一審から上告審まで写真については「熊野」の写真を「津軽」として盗用したとして40万円(一審は20万円)を支払うよう判決が出されたが、論文については、類似性を認めつつも、著作権侵害か否かについての判断をしなかった。 これに対し、朝日新聞青森地方面1997年10月17日の紙面は「真偽論争に決着」「真偽論争に終止符」と、訴えられていた和田の立場にたった報道をした。それに対し判決内容に沿っていないと原告側が抗議し、1998年3月10日に見出しの全面取消しと、真偽論争は決着したわけではないとの訂正報道をした。 また、共同通信の斎藤泰行が「和田家文書偽書説が覆された」とする記事を配信、東奥日報の斎藤光政は事実無根として誤報であると主張したが、産経新聞を始めとする一部の新聞社に掲載されたこともある。
※この「訴訟をめぐる報道」の解説は、「和田家文書偽書事件」の解説の一部です。
「訴訟をめぐる報道」を含む「和田家文書偽書事件」の記事については、「和田家文書偽書事件」の概要を参照ください。
- 訴訟をめぐる報道のページへのリンク