訓練専用機材
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:25 UTC 版)
1960年代より訓練専用機材を導入し、日本で初めてパイロットの自社養成を開始した。その後、初のジェット訓練専用機材であるダッソー・ファルコン20を導入するなど機材ラインナップの拡充を行った。自社養成訓練は羽田空港整備地区の日本航空テクニカルセンターで行われている。 自社養成訓練は、基礎訓練である初期を日本航空テクニカルセンターで行ったあと、アリゾナ州のファルコン・フィールド空港(単発プロペラ機の課程)およびフェニックス・メサ・ゲートウェイ空港(双発ジェット機の課程)にて飛行訓練を実施する。アメリカでの飛行訓練はアメリカン航空やイベリア航空とともにCAEに委託しており、CAE Oxford Aviation AcademyのPhoenix校で実施している。その後の訓練は再び日本航空テクニカルセンターの訓練施設で実施する。一部、実機を用いて行う離着陸に特化した訓練は、グアム国際空港で行われている。 以前は下地島空港や仙台空港、ナパやモーゼスレイク、アデレードで行われており、完全に自社保有の訓練施設も多数存在した。それらのほとんどは経営再建時に売却されている。 初等訓練はDiamond DA40、多発タービンの資格取得はセスナ・サイテーションで行う。東京での訓練はボーイング737 ネクストジェネレーションまたはボーイング767のフライトシミュレーターと実機訓練(有償飛行)で行い、所定の審査を経て副操縦士昇格となる。
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