角界不祥事と雑誌の休廃刊・復刊
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「NHK G-Media 大相撲中継」の記事における「角界不祥事と雑誌の休廃刊・復刊」の解説
2010年6月に発売する予定だった「名古屋場所展望号」は、野球賭博問題の影響により発売中止となった(同問題に関与した力士のインタビューが掲載されていたため)。相撲界の不祥事を理由にした発売中止はもちろん、この雑誌自体が発売中止となったことは史上初であった。なお、8月24日に「名古屋・秋場所合併号」として発売された。 さらに2011年2月には「春場所展望号」が、大相撲八百長問題の影響で発売中止となっている。しかし、春場所中止決定から2週間して、さらに休刊に追い込まれる形となった。「夏場所展望号」以降の発行も取りやめることになり、再開されないまま事実上の廃刊となり、36年の歴史に幕を下ろすことになった。 休刊の理由について、NHKサービスセンターは「春場所中止と相撲界を取り巻く状況を総合的に判断し、休刊することにした」と説明している。ただ、本場所が再開され、NHKの中継が行われることになった場合、改めて再発行を検討するとしていた。八百長問題の影響という不本意な形で廃刊となり、相撲専門誌は月刊『相撲』1誌だけが残る形となった。 休刊後、1横綱3大関が誕生し、角界に活気が戻りつつあり、相撲人気も上向いてきたことから、2013年6月に『NHK G-Media 大相撲ジャーナル』と雑誌名を変更し復刊することが決まった。編集をNHKグローバルメディアサービス、発行をイースト・プレス(2014年5月以降はアプリスタイル)が担当し、編集長に元NHKアナウンサーで旧「大相撲中継」編集長だった緒方喜治が起用されている。2015年7月からは本場所後の「総決算号」も発行されるようになった。 2017年5月場所の展望号から、発行所を毎日新聞出版に変え、タイトルも、『NHK G-Media 大相撲中継』と改めての刊行となった。
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