規格車の制定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 14:02 UTC 版)
故障や事故が増えた結果、観客が減少し、安定した開催が実行できないほどの影響が生じ始めた。ギャンブルとしてみた場合、事故が頻発することで車券の的中率が下がることを嫌うというのは当然のことで、また、モータースポーツとして見た場合においても、事故が頻発するレースは面白みに欠けるものであった。 事態を重く見た各競走会は、それまで野放図に使用が許可されていた競走用オートバイの規格化を決定して、『規格車』が導入されることとなった。同時に、国産車よりも高性能な輸入車の確保にも乗り出した。結果、1950年当時から使用されていた競走車で規格化後も残ったのはトライアンフとメグロのみとなった。 また気筒と容積の区分も改定され、 1級車二気筒 - 650cc以上(上限なし) 1級車単気筒 - 600ccから618cc 2級車 - 512ccまで 3級車 - 359ccまで 4級車 - 259ccまで となった。4級車は全場舗装化後に、3級車は1985年の19期生のデビュー時に、1級車単気筒は1993年のセア一斉乗り換え時にそれぞれ廃止となったが、1級車と2級車は現在でも存続している。
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