西洋の刀剣の鍔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 17:36 UTC 版)
西洋の剣の鍔は剣によってさまざまである。 ロングソードに主に用いられているシンプルな十字形のものや、レイピアに用いられている複雑な曲線を描いたものや貝状のもの、カップ状のもの、ブロードソードやサーベルにはS字型や拳を完全に覆ったものなどがある。いずれも拳を守るためだけではなく、この部分で相手の剣を引っ掛けて弾き飛ばしたり、この部位で直接殴りつけたりするものでもあった。 西洋の刀剣、特に近世以降のものは鍔と柄とが一体となっているような構造及びデザインのものが多く、「Hilt」という単語は「鍔」「柄」も含めた用語であり、日本刀のように「鍔」と「柄」を明確に分離して捉えた用語では必ずしもないため、語の翻訳においては注意を要する。 レイピアのスウェプト・ヒルト(Swept Hilt:曲線鍔) レイピアのカップ・ヒルト(Cup Hilt:椀鍔(わんつば) スコットランド形クレイモアのバスケット・ヒルト(basket hilt:籠鍔(かごつば) 「護拳(ごけん:Guard)」と呼ばれる一体型の鍔を持つサーベルの柄
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