西名古屋港線の建設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 16:15 UTC 版)
「名古屋臨海高速鉄道あおなみ線」の記事における「西名古屋港線の建設」の解説
名古屋港への貨物線としては名古屋港線が明治期より存在したが、港湾の拡張に伴って新たな貨物線建設の必要性が高まっていた。このうち港西側の貨物線として計画されたのが西名古屋港線であり、1937年(昭和12年)の10号地(現・潮凪埠頭)造成の時点で建設が検討されていたが、戦時突入により計画は棚上げとなった。 戦後、1947年(昭和22年)8月に愛知県、名古屋市および名古屋商工会議所から貨物線建設の要請があり、同年10月より建設に向けた測量を開始した。愛知県との協定により用地買収及び起点8.3km以南の工事費は県負担(総工費1億1000万円中、4000万円を県が負担)とすることが決まった。1948年(昭和23年)11月には国鉄本社からの承認を受け、同年12月より建設を開始した。 構造物は荒子川橋梁がある程度で、主要道路や名古屋市電下之一色線、築地線との交差は全て平面交差であった。荒子川橋梁は1949年(昭和24年)10月に架設され、西名古屋港駅構内の建設も1950年(昭和25年)3月に完工、路線は同年6月1日に開業した(『岐阜工事局五十年史』では4月5日)。
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