製油販売に関する特権
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/20 15:21 UTC 版)
大山崎油座神人は、荏胡麻の仕入れだけでなく、精製した油の販売においても広範囲に独占権を有していた。その範囲は大和国を除く畿内(山城・摂津・河内・和泉)と、丹波・丹後・若狭・近江・美濃・尾張・備中・備後・紀伊・伊予などに及ぶ。 弘長元年(1261年)8月には後嵯峨上皇の院宣により、大山崎神人による荏胡麻油等の専売権が保障されたという。これが大山崎神人にとって油販売特権を保障する根本証文となった。南北朝の混乱を経て、室町幕府成立後も引きつづき2代将軍足利義詮により大山崎の優位は保障された。
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