表面プラズモンとは? わかりやすく解説

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表面プラズモン

【英】:surface plasmon

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表面プラズモン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/28 10:06 UTC 版)

表面プラズモン(surface plasmon、SP)は界面を横切る際に誘電関数の実数部の符号が変化する2つの材料間の界面に存在するコヒーレントな非局在化電子の振動(例えば空気中の金属シートのような金属-誘電体界面)。SPは電子ガス(もしくはプラズマ)のバルク内の陽イオンコアについての縦方向の電子振動を量子化するバルク(もしくは体積)プラズモンよりも低いエネルギーを有する。


  1. ^ Ritchie, R. H. (June 1957). “Plasma Losses by Fast Electrons in Thin Films”. Physical Review 106 (5): 874-881. Bibcode1957PhRv..106..874R. doi:10.1103/PhysRev.106.874. 
  2. ^ Polman, Albert; Harry A. Atwater (2005). “Plasmonics: optics at the nanoscale”. Materials Today 8: 56. doi:10.1016/S1369-7021(04)00685-6. http://daedalus.caltech.edu/publication/pdf/0801_opinion.pdf 2011年1月26日閲覧。. 


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表面プラズモン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 16:08 UTC 版)

プラズモン」の記事における「表面プラズモン」の解説

詳細は「表面素励起」を参照 金属ナノ粒子ではプラズモン表面局在することになるので、表面局在プラズモンとも呼ばれる中でも金コロイドなどの金属ナノ粒子では、可視-近赤外域の光電場とプラズモンカップリングして光吸収起こり鮮やかな色調呈する。この現象表面局在プラズモン共鳴であり、局所的に著しく増強された電場発生する。つまり、光エネルギーが表面プラズモンに変換されることにより、金属ナノ粒子表面に光のエネルギー蓄えられるばかりでなく、光の回折限界より小さな領域での光制御が可能となることを意味するまた、粒子形や周囲媒質誘電率依存した共鳴波長がある。 このような金属ナノ粒子と光との相互作用が光科学技術分野注目されている。表面プラズモンの設計制御応用技術エレクトロニクスフォトニクス対応してプラズモニクス呼ばれる

※この「表面プラズモン」の解説は、「プラズモン」の解説の一部です。
「表面プラズモン」を含む「プラズモン」の記事については、「プラズモン」の概要を参照ください。

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