血液凝固系

血液用語辞典

血液凝固系 ( blood coagulation )

血小板が止血作用を持つことはよく知られていますが、血液が固まる（凝固する）仕組みにはさまざまな因子の働きが関わっています。その因子には大きく血液中の成分による(1)内因系因子と(2)損傷を受けた血管組織中の因子があります。内因系因子には第XII因子、第XI因子、第IX因子、第VIII因子、血小板中のリン脂質など。外因系因子には組織因子（トロンボプラスチン）やカルシウム・イオンなどです。止血のさいには、このような内外の因子が互いに協力しあって障害のある血管部位に働いています。

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血液凝固系

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/11/28 07:49 UTC 版)

「免疫性血小板減少性紫斑病」の記事における「血液凝固系」の解説

プロトロンビン時間 (PT)、活性化部分トロンボプラスチン時間 (APTT) などの血液凝固系に異常はみられない。既に出血症状が著しいときには、フィブリノーゲンの異常（増加も減少もあり）やFDP[要曖昧さ回避]の上昇をきたすことがある。毛細血管抵抗試験（ルンペル・レーデ現象）陽性。