酵素前駆体の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/16 14:11 UTC 版)
酵素前駆体の例として、以下のようなものがある。 トリプシノーゲン: 消化酵素 トリプシン の前駆体 キモトリプシノーゲン 消化酵素 キモトリプシン の前駆体 ペプシノーゲン 消化酵素 ペプシン の前駆体 プロエラスターゼ 消化酵素 エラスターゼ の前駆体 プロリパーゼ 消化酵素 リパーゼ の前駆体 血液凝固系の酵素の大半 カスケード反応を形成している プラスミノゲン 線溶系の酵素 プラスミン の前駆体 補体系の酵素の一部 カスパーゼ アポトーシスを実行するシグナルカスケードを構成している このうち、トリプシン、キモトリプシン、エラスターゼ、凝固系酵素、プラスミン、補体系酵素はセリンプロテアーゼである。カスパーゼはシステインプロテアーゼであり、ペプシンはアスパラギン酸プロテアーゼである。 なお、活性化された酵素を、別の酵素が修飾して不活性化する過程も存在する。例えば、凝固系のプロテインCは、活性型第V因子や活性型第VIII因子を分解して不活性化する。
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