虚偽情報の拡散
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 05:36 UTC 版)
また、ツイッター上では宿泊先の無い来場者のために国立競技場が開放された、警視庁や消防署なら宿泊させてもらえる、など、宿泊施設に関する虚偽の情報も流された。 さらにその後、「ナンパ車」 や「レイプ車」 などが「パーナ」を狙っている、「パーナ」が鋏で服を切り裂かれた、「パーナ」を襲撃しようとした男がいる、始発電車に乗る「パーナ」を狙って暴漢が待ち構えている、偽の警察官が出没している、過呼吸に効くと偽り「パーナ」に違法薬物を渡す者がいる、多数の「パーナ」が連れ去られた、など、宿泊先の無い来場者が犯罪に巻き込まれているという真偽不明の情報がツイッター上に投稿され始めた。さらに、このような情報がツイッターで次々と拡散されたため、根拠のない情報が独り歩きする事態となった。また、この情報を拡散しない人も加害者に等しいというような文章も虚偽のツイートに添えられてたことから、これらのデマはチェーンメールのように広まっていった。このような情報に対して、「何のために税金を払っているのか」と憤ったうえで、警察への批判をする者も現れた。さらには、拉致されそうになっていた「パーナ」たち21名を救出した、と豪語する者まで出現した。 最終的には、J-CASTニュースが実際のトラブルの有無について警視庁広報課に問い合わせたところ、「そのような事実は把握していない」 と回答している。なお、翌日7月28日に順延されたコンサートは予定通り開催され、会場の3万5000席はほぼ満員だった。
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