薬師丸負傷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 08:48 UTC 版)
「セーラー服と機関銃 (映画)」の記事における「薬師丸負傷」の解説
薬師丸が機関銃を撃つシーンで破裂して飛び散ったダンヒルのビン(飴ガラス製)の破片が薬師丸の鼻のすぐ脇に当たり、出血を伴う軽傷を負った。薬師丸本人はこの負傷に気づかなかったが、すぐ脇に立っていた渡瀬恒彦は気づき、薬師丸をかばう(手当てを受けさせるよう手配する)ようなそぶりを見せている。傷は長さ1cm弱で浅かったが、対応した医師は傷痕は残ると宣告する。翌日、伊地智は預かっている薬師丸を負傷させてしまったお詫びに角川に出向くが、何の文句も言われないので拍子抜けした。映画撮影終了後に撮影された主題歌のレコードジャケット写真では、メイクによってこの出血が再現されている。 渡瀬恒彦ら共演者が薬師丸の流血を心配している中、相米監督はカットをかけずに撮影を続行した。仙元誠三キャメラマンは薬師丸のことは心配だったが、すごい映像が撮れたことに映画屋らしい喜びを感じてもいた。 黒沢清助監督は、薬師丸が〔弾薬を仕掛けたビンの破片をかぶらない〕安全ラインを踏み越えたことに気付いていたので撮影を一旦止める必要があったが、OKテイクになりそうだったので敢えて止めなかった。止めるべきだったと2011年のトークショーで語っている。
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