つる‐うし【×蔓牛】
蔓牛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/10 18:57 UTC 版)
主に中国山地周辺で品種改良された日本の牛で、特性が固定化され優良な形質を持ち、その遺伝力が強い牛の系統を蔓(つる)、その牛を蔓牛(つるうし)と呼ぶ。和牛は古くから近畿、中国地方において飼われており、農耕,運搬,採肥のために家畜として使役されていた。中でも中国山脈山間地では近世のころから優良形質の維持、改良、固定に努力が払われ、その中でとくに優良な系統を蔓といい、その個体を蔓牛と称した。蔓牛は他の牛に比べて2~3割高く売買されたと伝えられる。
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