蓬平温泉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/08 10:17 UTC 版)
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温泉情報 | |
所在地 | 新潟県長岡市蓬平町 |
座標 | 北緯37度21分55秒 東経138度53分31秒 / 北緯37.36528度 東経138.89194度座標: 北緯37度21分55秒 東経138度53分31秒 / 北緯37.36528度 東経138.89194度 |
交通 | 長岡駅から越後交通バス蓬平行で約30分 |
泉質 | 単純硫黄冷鉱泉またはアルカリ性単純硫黄冷鉱泉[1] |
湧出量 | 自噴27L、動力148L/分[1] |
宿泊施設数 | 3[1] |
総収容人員数 | 397[1] 人/日 |
年間浴客数 | 25,307人(のべ宿泊者数、2022年度)[1] |
蓬平温泉(よもぎひらおんせん)は、新潟県長岡市蓬平町(旧国越後国)にある温泉。「長岡の奥座敷」と称される[2]。
泉質
- 単純硫黄冷鉱泉
- アルカリ性単純硫黄冷鉱泉
温泉地
商売繁盛の龍の神様で知られる、高龍神社のお膝元の温泉地である。温泉街の入口には大鳥居がある[3]。
蓬莱館福引屋、和泉屋、よもやま館の3軒の旅館が存在し、それぞれが自家源泉をもつ[4]。 日帰り入浴あり(要電話確認) 山々に囲まれ、春先には山菜を使った料理が楽しめる。
歴史
1390年の高龍神社創建時の龍神伝説に登場する[5]。最初の旅館ができたのは1869年(明治2年)である[6]。
2004年10月23日に発生した新潟県中越地震にて大きな被害を受け、当地にある温泉旅館が廃業の危機に立たされたことが震災被害の一連の報道の中で取り上げられた。その後3旅館とも営業を再開して今日に至る。
建物被害は大きかったものの、泉質は良い方向の変化が見られ、地震前よりも滑らかでとろみのある湯になったという[4]。
旧山古志村の近くにあり、中越地震の爪痕と復興の様子を観光してから宿に入る人も多い。
アクセス
- JR長岡駅東口7番線から越後交通バス「長岡駅東口=村松=髙龍神社(蓬平) 線」で約30分。終点付近はフリー乗降区間となっているため、各旅館の近くで下車可能[7]。なお、このバスは地震後に一度廃止されたのちに2016年に復活したものである[8]。
脚注
- ^ a b c d e “令和4年度温泉利用状況報告書”. 新潟県環境局 環境対策課. 2025年6月8日閲覧。
- ^ 山川 智子「新潟県地域の温泉の特色及び地域資源の活用方向 ―観光と健康の面から:平成27~28 年度地域志向研究活動報告―」『長岡大学研究論叢』第15号、2017年、9-25頁。
- ^ “蓬平周辺マップ”. 2025年6月8日閲覧。
- ^ a b “越後牛の角突き街道をゆく:蓬平温泉をゆく”. 新潟県長岡地域振興局 企画振興部. 2025年6月8日閲覧。
- ^ “蓬平温泉の歴史”. 蓬平温泉 公式サイト. 2025年6月8日閲覧。
- ^ “よもぎひら温泉・高龍神社 - 地域観光資源の多言語解説データベース”. 観光庁. 2025年6月8日閲覧。
- ^ 時刻表 (令和4年4月1日改正) - 越後交通.2022年7月7日閲覧。
- ^ 中越地震12年、バス路線が復活 長岡 - 朝日新聞デジタル.2016年11月2日付.2019年6月22日閲覧。
- ^ アクセス - 和泉屋.2019年6月22日閲覧。
- ^ 交通アクセス - よもやま館.2019年6月22日閲覧。
関連項目
- 高龍神社
- 新潟県中越地震
外部リンク
- 越後の護湯 よもぎひら温泉
- 蓬平温泉 公式ウェブサイト
- 和泉屋
- 蓬莱館 福引屋
- 花の宿 よもやま館
- 越後牛の角突き街道をゆく~小千谷市東山・山古志・蓬平温泉の素顔を探るガイドブック~ - 新潟県長岡地域振興局 企画振興部
固有名詞の分類
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