著作隣接権との関係とは? わかりやすく解説

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著作隣接権との関係

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/18 12:27 UTC 版)

映画の著作物」の記事における「著作隣接権との関係」の解説

映画の著作物については通常俳優・歌手など多数実演家出演関与するが、各々実演家保有する録音・録画著作隣接権)についてもそのままでは多数権利処理が必要となってしまい、特に映像二次利用ビデオソフト化DVD化テレビ放映など)の際に障害となってしまう。このため、一旦映画の著作物として録音・録画されたものを二次利用する場合には、各実演家の持つ録音・録画原則として適用されないこととすることで、権利処理を簡略化している(912項。ただしサウンドトラックの製作など一部例外がある)。なお映画の著作物対す放送権922項)、送信可能化権92条の2・2項)、譲渡権95条2・2項)に対して同様の処理が行われる。 これを日本では俗にワンチャンス主義」と呼んでいるが、これは日本独特の用語法である。 なお放送のために録画録音され映像・音声については通常の映画の著作物」とは扱い異なり事前に契約等で二次利用同意得てない場合ワンチャンス主義適用されず、放送以外での二次利用には実演家録画録音権が及ぶ(93条)。また再放送に関して実演家には差止はないが報酬請求権認められている(942項)。 ただしこれに対しては、俳優・歌手など実演家側の業界団体ある日芸能実演家団体協議会芸団協)などが以前より不満を表明しており、保護期間(現在は実演翌年から起算して50年1012項)の延長映像二次利用対す報酬請求権認めるなどの法改正要望している。

※この「著作隣接権との関係」の解説は、「映画の著作物」の解説の一部です。
「著作隣接権との関係」を含む「映画の著作物」の記事については、「映画の著作物」の概要を参照ください。

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