アーカイブスと権利保護
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/22 15:45 UTC 版)
「NHKアーカイブス」の記事における「アーカイブスと権利保護」の解説
デジタルリマスター処理を行った番組の全てが、公開されるわけではない。それは、法律に基づく様々な権利関係の処理作業が必要となるからである。 アーカイブス番組でも、そのあたりの事情が説明されたが、デジタルリマスター処理と平行して、番組に映った人物などを全て割り出し、本人や遺族など関係者と連絡をとって、再放送や公開に関しての了解を得なければならない。ひとりでも了解が得られなければ、その番組は再放送・公開することができない(なお、映像加工されて放送・公開されたことは番組放送開始後、一度もない)。これは主に肖像権に基づくものであるが、放送以外の手段での公開(DVD化・オンデマンド配信等)に関しては著作隣接権としての録画・録音権なども関係する(詳しくは映画の著作物#著作隣接権との関係・権利の所在が不明な著作物を参照)。 このため、21世紀現在の番組ではこの点を考慮して、ニュースなどを除いては、企画段階において予め権利関係を全て処理する作業を行い、DVDソフト販売やインターネット配信などを行いやすくするようになった。
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