落語作家時代とは? わかりやすく解説

落語作家時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 08:53 UTC 版)

田河水泡」の記事における「落語作家時代」の解説

太郎卒業後、展示装飾の手伝い広告デザイン仕事でどうにか食いつなぐ売れない絵描き時代過ごしていたが、もうひとつの夢であった文筆業への進出試みる。当初小説売り込もう考えていたが、ライバルが多すぎる上に出版社自体無名新人使わないだろうと考え当時大衆誌に必ずといっていいほど掲載されていた落語講談目を付け書き下ろし新作落語執筆取り掛かる書き上げた新作落語大日本雄辯會講談社の「面白倶楽部」に持ち込み掲載され以降講談社別の雑誌からも依頼が来るようになり、売れない絵描き一転落語作家として売れっ子になる。当時ペンネームは「高沢路亭」という年寄りみたいなものであり、最初持込みのときに、対応した編集者から使いの者と勘違いされたというエピソードがある。なお、水泡新作落語今日にも残っており、初代柳家権太楼桂文治 (10代目)が得意としていた『猫と金魚』が有名。

※この「落語作家時代」の解説は、「田河水泡」の解説の一部です。
「落語作家時代」を含む「田河水泡」の記事については、「田河水泡」の概要を参照ください。

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