「沢頭地域」には水道井戸と4カ所の湧水地があり、落合川に注いでいる。落合川にはホトケドジョウなど少なくとも4種の絶滅危惧種が生息しており、堤防外の植生を復元するなど市民の保全活動も活発である。 南沢湧水は東京都水道局の給水所が隣接し、そこから汲み上げられた地下水を荒川水系からの水にもブレンドして市内の水道水として使われている。また、このほか、一年中枯れることのない湧水を求めて市内外を問わず、ポリ容器やペットボトルを持参して汲みに来られる方々も大勢いる。 | | 1日の湧水量:約1万トン 落合川上流は、昔は弁天川と呼ばれ、湧水も多く、周辺には幾つかの水の神様でもある弁天様が祭られていた。弁天橋は今でも小金井街道に架かって橋の名である。現存する弁天様の祠が少なくとも5箇所には残っており、折々に花などが飾ってある。(「地誌ふるさと東久留米」東久留米市郷土研究会編参考) 約20年前からホタルやホトケドジョウに注目して始まった落合川の保全活動が発展し「いこいの水辺」「氷川神社裏の自然河川」「水辺公園」などが生まれた。 最大のイベント「わくわく川掃除&川あそび」は、ついに1000名を越す子どもたちが集まる規模となって、東久留米市の夏の風物詩となりつつある。
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