萩屋２号

品種登録データベース

萩屋２号【ﾊｷﾞﾔ2ｺﾞｳ】（観賞樹）

※登録写真はありません	登録番号	第5480号
	登録年月日	1997年 3月 7日
	農林水産植物の種類	つばき
	登録品種の名称及びその読み	萩屋２号 　よみ：ﾊｷﾞﾔ2ｺﾞｳ
	品種登録の有効期限	18 年
	育成者権の消滅日	2000年 3月 8日
	品種登録者の名称	日本農薬株式会社
	品種登録者の住所	東京都中央区日本橋一丁目２番５号
登録品種の育成をした者の氏名	萩屋薫
登録品種の植物体の特性の概要
この品種は，「ワーリンガ　ベル」の自然交雑実生から選抜，育成されたものであり，花色が淡紫ピンクで一重咲きの極小輪花である。 　樹形及び樹高は普通，枝の太さは細，分枝性及び節間長は中である。葉形は卵形，葉の大きさは中，葉姿は平ら，葉の先端の形は凸形，葉脚の形は鈍脚，色は緑，光沢は少，厚さは薄，葉縁の形は粗い鋸歯，葉柄の長さは短，葉柄及び葉の毛は葉柄にかなり多く，葉の表裏に毛ありである。花は一重咲き，花形は筒咲き，花の着き方は横向き，大きさは極小輪である。花色区分は単色，花色（地色）は淡紫ピンク（JHS カラーチャート9502），外花弁の形は丸形，弁脈は無，弁縁の形は桜弁，花弁数は 9以下，外花弁の曲り方は外曲，つぼみの形は円尖形である。花糸の色は帯紅，やくの色は黄，花弁と雄ずいのゆ着はする，子房の毛は無，室数は３，花の香りは無である。開花期は冬咲き，開花量は多である。 　「ワーリンガ　ベル」と比較して，葉形が卵形であること，花形が筒咲きであること，花糸の色が帯紅であること等で，「カメリア　ロゼアフロラ」と比較して，花色は地色が淡紫ピンクであること，外花弁の曲り方が外曲であること，花糸の色が帯紅であること等で区別性が認められる。
登録品種の育成の経過の概要
この品種は，昭和55年に育成者のガラス室（新潟県白根市）で栽培していた「ワーリンガ　ベル」の自然交雑種子を採種し，その実生開花株の中から60年に選抜したもので，以後，増殖を行いながら特性の調査を継続し，平成元年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお，出願時の名称は「織姫」であった。