菊池重賢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 07:01 UTC 版)
北海道神社改正に大きな役割を果たしたのが、札幌神社の事実上の初代宮司である菊池重賢である。 菊池重賢はもともと吉田家の出自で、養子となって箱館八幡宮の神主となっていた。箱館が松前藩から幕府の天領に変わると、菊池重賢は箱館八幡宮が箱館の総鎮守であると称するようになった。箱館戦争では官軍に協力して遊軍隊を組織して戦果をあげ、褒章を得て新政府の北海道での神社政策に足がかりを得るとともに、松前藩・白鳥家の旧体制からの脱却に成功した。 菊池重賢は神祗官となって開拓使の一員となると同時に札幌神社の神職に任用された。東京へ赴いて北海道の神社行政全般について神祇省との折衝を行い、明治初期の北海道神社改正は菊池のもとで行われた。この中で函館八幡宮は県社に昇格をする一方、道南では神社の統廃合が多くなされた。
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