芸南電気軌道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 07:58 UTC 版)
「武蔵中央電気鉄道1形電車」の記事における「芸南電気軌道」の解説
1形1・10・12が広島県呉市を拠点に阿賀・広方面への併用軌道路線を敷設・運営した芸南電気軌道へ譲渡され、同社50形50 - 52として導入された。同3両は芸南電気軌道においては初の2軸ボギー車体を備える大型車であった。 1942年(昭和17年)に至り、戦時下における輸送体制の強化を目的として、呉港を拠点とする帝国海軍より呉市に対して芸南電気軌道の運営路線・保有車両を買収し公営化するよう要請があり、同年12月に呉市交通局(呉市電)が発足した。50形は呉市交通局への継承後、戦後の1952年(昭和27年)に実施された形式称号改訂に際して500形501 - 503と形式・車番が変更された。 戦後、集電装置のビューゲルへの変更・前面中央窓の拡幅および左右窓の縮小・行先表示窓の大型化・前照灯の屋根上への移設などが施工され、1967年(昭和42年)12月の呉市電全線廃止まで運用された。
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