花そのものを利用した花時計
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 03:24 UTC 版)
「花時計」の記事における「花そのものを利用した花時計」の解説
花の1日における活動の周期(開花・閉花の時間)を利用した花時計も存在する。カール・フォン・リンネが1751年に著書Philosophia Botanicaで考案し、200種類ほどの花を挙げている。いわゆるリンネの花時計Horologium Florae (Linnaeus' flower clock)である。 このような花時計は夜でも時を知る事が出来る可能性があり、条件が良ければ30分以内の誤差で時刻を測れるとされるが、日照時間や気温などの影響を受けるために日時計と比べて精度が劣り、かつ季節ごとに開花時間の異なる花を入手することが困難である。このため、時計としては普及せず、主に19世紀初頭において庭園装飾や植物園において作られたのみである。 フランスの作曲家ジャン・フランセはこの考案に感動し、「花時計 L'horloge de Flore 」(1959年)を作曲したと言われる。この協奏曲には7つの時と花が選ばれ、7曲よりなるが、演奏は切れ目なく行われる。
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