航空機用タイヤのトレッド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/16 18:05 UTC 版)
「トレッド (タイヤ)」の記事における「航空機用タイヤのトレッド」の解説
航空機用タイヤのトレッドには、離着陸滑走時に横風や滑走路面の雨水に抵抗し直進を保つために、タイヤ円周方向にストレートなグルーブが施される。タイヤに駆動力が掛からないことと離陸滑走時の転がり抵抗低減から、タイヤ回転方向に直交するグルーブが施されることは無い(着陸滑走時に制動力が加わるため直交グルーブを施す意味は皆無ではないが、旅客機の制動力のほとんどは逆推力装置によって得るため離陸時の抵抗低減と離着陸時の直進性が優先されている)。タイヤは着陸時に滑走路の路面によって激しく回転開始させられるため、トレッドの損傷や磨耗が他のタイヤ部分(カーカスやサイドウォールなど)に比して非常に激しく、リキャップすることが常識化している。
※この「航空機用タイヤのトレッド」の解説は、「トレッド (タイヤ)」の解説の一部です。
「航空機用タイヤのトレッド」を含む「トレッド (タイヤ)」の記事については、「トレッド (タイヤ)」の概要を参照ください。
- 航空機用タイヤのトレッドのページへのリンク