舟艇運用能力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 10:01 UTC 版)
詳細は「神州丸#舟艇泛水設備」を参照 「あきつ丸」を含む量産特種船は、大発等の泛水設備として主にドック(舟艇格納庫)を船体内に設けている。この設備は「神州丸」とほぼ同様のものであり、ドック内にはローラーを利用した軌条が敷かれ、天井に設置されたトロリーワイヤーを利用して舟艇を軌道上で移動させる。この軌条は船尾まで伸びており、シーソーを経由してスロープ(滑走台)に、そして大型ハッチ(門扉。船尾泛水扉)を有す並列2箇所の泛水口へ通じている。後世のドック型揚陸艦ではウェルドックとして、ドック内に海水を導き舟艇を泛水させているが、特種船では海水を導入しての泛水ではなく滑走台による泛水方式であった。 「神州丸」はドック内だけでなく前部・中部・後部の全甲板に、さらに多数の小発・大発や装甲艇(AB艇、護衛砲艇)や高速艇甲(HB-K、高速偵察艇)を搭載可能であったが、「あきつ丸」は飛行甲板を有すため搭載舟艇はドック内のみとなる。
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