舞台芸術としての男装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 21:24 UTC 版)
日本では古くから女性の男装に魅力を感じる文化があり、白拍子、女歌舞伎、女義太夫などの文化が存在し、"男装の麗人"という言葉にみられるように、男装がむしろ女性としての魅力を引き立たせるものと見られた。近現代においては、宝塚歌劇団・OSK日本歌劇団など、演劇・ショーにおいて女性が男役を演じる「少女歌劇」(レビュー)が人気を集めた。女剣劇は女性のみではないが女性が男役を演じる。 また、西洋歌劇(オペラ)では、ズボン役と言われる「男装した女性歌手が演じる役」がある。モーツァルトの『フィガロの結婚』に出てくるケルビーノ、ベートーベンの『フィデリオ』に出てくるレオノーレ(フィデリオ)などがある。両者はともにズボン役と呼ばれるが、前者のケルビーノは少年(男性)というキャラクター設定であるのに対し、後者フィデリオは「レオノーレ」という本名が物語るように女性である(女性であるが、男性の振りをしている)。
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