舞台芸術におけるやじ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 03:25 UTC 版)
オペラでは、アリアの後に拍手や歓呼を受ける場合があるものの、演奏や演技の進行中に観客が声や音を発することは基本的に許されない。 2006年12月10日、ミラノ・スカラ座でジュゼッペ・ヴェルディ作『アイーダ』の公演中、主演テノール歌手ロベルト・アラーニャが最初のアリアを終えると、天井桟敷席から「恥を知れ」といったやじが飛び始めた。アラーニャはこれに憤り、本番中にもかかわらず、こぶしを振り上げ舞台袖に姿を消してしまった。すぐにジーンズ姿の代役が登場し歌い始めたが、スカラ座で歌手が公演を途中で放棄した初めてのできごととなった。 歌舞伎の上演中の掛け声「大向う」は、日本伝統芸能独特の風習であるが、練達が求められ、他の観客にやじや雑音と思われるようなものは歓迎されない。
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