舞台芸術における正面性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/02/17 00:44 UTC 版)
舞台芸術の演じられる空間には必ず舞台と観客席が生じ、演じるものが客席に入ってきたり客席からいきなり登場することはあっても例外的である。したがって、「舞台が観客(聴衆)に向ける面」というものが存在する。その場合、円形の舞台を観客が囲むことはごくまれである。さらに額縁舞台という形式が導入されると、「幕」を下ろし開けることができるようになるだけでなく、舞台の中が観客から見て絵画的になるよう意識した演出がなされるようになる。この結果、観客からの見られ方、「正面性」が、認識されるようになった。 逆に、建築物に舞台らしきスペースを設置することで、そのスペースが(特に建築物内部の場合)「正面性を与える」こともある。
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