自由連合を結んでいる国々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/26 10:20 UTC 版)
「自由連合 (国家間関係)」の記事における「自由連合を結んでいる国々」の解説
アメリカ合衆国 - パラオ・ マーシャル諸島・ ミクロネシア連邦 それぞれアメリカと自由連合盟約を締結しており、国防をアメリカ軍が担う他、外交権の一部をアメリカが期限付きで有する。三国は国際連合加盟国であり、ニュージーランドに対するクック諸島やニウエの地位に比べるとより独立した国家とみなされている。ただし、盟約によって軍事・外交権を他国に委ねた状態が独立国と呼べるかは議論がある。 ニュージーランド - クック諸島・ ニウエ ニュージーランドは「自国が今後参加する国際的な合意の効力は、もはやクック諸島・ニウエには及ばない」と1988年に宣言している。クック諸島は1992年、ニウエは1994年に国際連合事務局からそれぞれ「条約を締結する能力が完全にあること」を認められており、クック諸島は32か国とEU、ニウエは12か国(含EU)と外交関係を持つ(2015年5月時点)。だが、国連におけるクック諸島・ニウエの代表権は依然としてニュージーランドが有しており、国際連合加盟国の大多数は両国を国家承認せずに「ニュージーランド領」として扱ったままである(日本はそれぞれ2011年、2015年に承認)。また、クック諸島とニウエの住民はニュージーランドの市民権を持つ(ニュージーランド王国も参照)ため、両国は法学における国家の三要素の一つである「人民」を充たさず、両地域の独立国としての性格は曖昧である。
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