自由主義・中道系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/13 00:08 UTC 版)
「欧州議会の政治会派」の記事における「自由主義・中道系」の解説
ヨーロッパの政治において自由主義は古典的自由主義を指すことが多く、一般的に政府による介入は限定的であるべきだと唱える立場である。しかしながら欧州議会の自由主義系会派は範囲が広く、中道右派的な自由保守主義から中道左派的な急進自由主義にまでわたっている。具体的には、厳密には自由主義政党ではないドゴール主義の新共和国連合や中道右派であるポルトガルの社会民主党が参加していたこともあり、これらは社会主義系やキリスト教民主主義系の会派に加わっていなかった。1953年6月23日、自由主義系会派は「自由主義・連帯グループ」として結成された。欧州議会が大きくなるにつれ、この会派は名称を1976年に「自由民主グループ」、1985年12月13日に自由民主改革グループと変えていき、1994年7月19日からは欧州自由民主改革党となった。そして2004年7月20日には中道・社会主義政党による欧州規模の政党「欧州民主党」が結成され、欧州自由民主改革党とともに欧州自由民主同盟を形成している。 1994年から1999年にかけて、上記の系譜とは異なる急進自由主義会派「欧州急進同盟」が存在し、この会派はフランスの左翼急進党やイタリア急進主義者の欧州議会会派であるリスタ・ボニーノが参加していた。また地域主義政党によって欧州自由同盟が形成された。 自由主義・連帯グループ(1953年6月23日 - 1976年) 自由民主主義グループ(1976年 - 1985年12月13日) 自由民主改革グループ(1985年12月13日 - 1994年7月19日) 欧州自由民主改革党グループ(1994年7月19日 - 2004年7月20日) 欧州急進同盟グループ(1994年 - 1999年) 欧州自由民主同盟グループ(2004年7月20日) - )
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