自動組立機械の研究開発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 07:57 UTC 版)
「牧野洋 (工学者)」の記事における「自動組立機械の研究開発」の解説
東京大学卒業後、松下電器産業株式会社に入社。中央研究所(後の生産技術研究所)機械部で2年程設計見習いをした後、放電加工機の研究に従事する。その後設計部に移り、自動組立に関するバレルカム式のインデックステーブルの開発研究、自動ねじ締め機の試作などを行った。山梨大学に着任してからも自動組立機械の研究に従事し、カム機構を中心に理論解析、設計手法の開発を行った。1968年に設立された精機学会の自動組立専門委員会(谷口紀夫会長、後の精密工学会生産自動化専門委員会)などの学会活動も行い、1972年に設立された自動組立懇話会(後の自動化推進協会)では会長を務めた。 1973年1月~1975年9月まで、日刊工業新聞社の「機械設計」誌に「自動機械のための機構学」を連載する。これをまとめ直したものが、同社から1976年に「自動機械機構学」として出版された。この書籍ではベクトルによる解析や空間機構の解析、機構のシンセシス手法が盛り込まれ、内外の研究者に影響を与えた。
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