腕時計の誕生とは? わかりやすく解説

腕時計の誕生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 04:41 UTC 版)

腕時計」の記事における「腕時計の誕生」の解説

腕時計最古の記録ジュネーブ時計ジャケ・ドロー&ルショー1790年カタログ記載されたものと言われている。また、現存する最古腕時計パリ宝石商1806年製作した時計組み込んだエメラルドブレスレットとされている。1810年には時計細工師ブレゲナポリ王妃カロリーヌ・ミュラ)のために、金髪と金編んだベルトで腕に装着できるミニッツリピータとバイメタル温度計備えた卵型時計製作して2年後完成させた(現在は行方不明)。このように宝飾品として製作された例は以前からあったがほとんどが一点物であり、普及したものはなかった。 腕時計製品化された契機は、軍からの需要である。懐中時計片手砲撃タイミング計測していた砲兵手首懐中時計くくりつけて使用する工夫から始まったとされている。ドイツ軍がこのアイデア製品化時計メーカー打診している。1879年ドイツ皇帝ヴィルヘルム1世ドイツ海軍用としてジラール・ペルゴ腕時計を2,000個製作させたという記録残っている。この時計網目状金属製カバー備えていた。 その他草創期使用例としては1899年ボーア戦争イギリス軍将兵懐中時計手首に革ベルト装着した例がある。当時ホレイショ・キッチナーの名を取り「キッチナー・ベルト」と呼ばれた

※この「腕時計の誕生」の解説は、「腕時計」の解説の一部です。
「腕時計の誕生」を含む「腕時計」の記事については、「腕時計」の概要を参照ください。

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