脊索動物の特徴とは? わかりやすく解説

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脊索動物の特徴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 05:44 UTC 版)

脊椎動物」の記事における「脊索動物の特徴」の解説

脊索動物における脊椎動物の特徴進化した点を見るため、本節では脊索動物の特徴を簡単に述べる。脊索動物下記のような特徴を持つ: 消化管神経管の間に脊索大きな液胞満たされ繊維質の組織)というしなやかな棒状構造胚の時期に持つ。成体でも脊索保持する種も存在する他の動物門の胚では腹側神経索ができるのに対し脊索動物の胚では背側環状神経索神経管)ができ、脳と脊髄からなる中枢神経系発達する消化管は口から肛門まで伸び胚の時期咽頭口のすぐ後ろ領域)の両側に溝のような構造咽頭溝)ができ、そこに咽頭裂という裂け目ができる。脊椎動物以外の脊索動物咽頭溝は多く場合懸濁物食の器官として用いられる他の動物門では消化管が体の後端まで伸びているものが多いのに対し脊索動物では肛門の後ろに尾が伸びており、水生の種では尾の骨格筋肉推進用いる。ただし胚発生段階で尾が退化する種も多い。 頭索動物ナメクジウオ)は以下のような特徴を持つ: ガス交換咽頭裂では殆ど行われず体表通して行われる採餌繊毛使って口から海水取り込み咽頭裂の粘膜海水中の餌を捉えて消化管送り込むその際海水咽頭裂から体外に出る。 移動脊索両側にある筋肉収縮させることにより脊索をしならせ、体を左右に振って移動する体長成体では6センチメートル程度 尾索動物ホヤ類)は次のような特徴を持つ: 幼生期:脊索動物の特徴が顕著であるが、幼生期数分しかないものもい成体固着性で、幼生期とは著しく姿を変える。尾と脊索吸収され神経系退化採餌咽頭裂から海水入れ粘液海水中の餌を捉える。それを繊毛食道運び排泄物肛門から出水管へと出ていく。 ホヤ類ナメクジウオのもつ13Hox遺伝子のうち4つ失っており、幼生期ボディープランが他の脊索動物とは異な機構形成される。 またホヤ類は「他の脊索動物分岐した後に、成体で脊索動物の特徴を失った考えられる」。

※この「脊索動物の特徴」の解説は、「脊椎動物」の解説の一部です。
「脊索動物の特徴」を含む「脊椎動物」の記事については、「脊椎動物」の概要を参照ください。

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