背泳ぎの潜水距離制限以後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 05:59 UTC 版)
「潜水泳法」の記事における「背泳ぎの潜水距離制限以後」の解説
1995年頃から青山綾里が100mバタフライの競技でスタートから30m以上潜行するスタイルで、1997年に世界短水路新記録を樹立、1998年パース世界選手権100mバタフライで銀メダルを獲得し活躍する。 しかし、この世界選手権の後にバタフライもスタートとターンの後の潜行可能距離が15mに制限されるルール改正が発表される。また、この改正で(本来自由であるはずの)自由形までも15m制限のルールが追加された。 この15m制限以後、50mや100mの競技では15mいっぱいまで潜行する選手が多く見られるものの、200mの競技ではそもそも体力の関係もあり3回のターンで平均5~7m程度の潜行で浮上するのが世界レベルでも一般的であり、潜水によって記録を伸ばそうという考え方は小さくなった。しかし、2007年世界選手権でマイケル・フェルプスが200m自由形、バタフライで平均12mもの潜行を見せ、この2種目を含む5種目世界新記録7冠を達成したことで再び重要視されるようになる。 現在では特に背泳ぎ、バタフライにおいて15mまでを制限いっぱい潜行できるか、その15mをどれだけ速く泳げるかが勝負の重要な要素となっている。
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