背泳ぎと潜水泳法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 05:59 UTC 版)
背泳ぎでの潜水泳法のことを特にバサロ泳法(バサロえいほう)と言う。1970年代後半、400m個人メドレーなどで世界記録を樹立したアメリカのジェシー・バサロ(en:Jesse_Vassallo)が個人メドレーでバタフライから背泳ぎへ切り替える際、リズムを整える目的で考案した。ただし、「バサロ」というのは日本くらいで他の国では単に潜水泳法と呼んでいる。 1980年代に入り、背泳ぎ競技にバサロ泳法を取り入れて泳ぐ選手が多くなっていき、潜行距離が長い選手が主要大会の上位を独占するようになっていったが、それとともに背泳ぎ競技の形骸化や限度を超えた潜行の危険性を懸念する声も増加していった。そして国際水泳連盟は1988年ソウルオリンピックの直後、背泳ぎの潜水距離を10mに制限するルール改正を行った。1991年にこの制限は15mに緩和され、現在に至る。
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