美術品として売買の問題点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 02:44 UTC 版)
「シルクスクリーン」の記事における「美術品として売買の問題点」の解説
美術商の視点からは、複製可能なシルクスクリーン版画は油絵や水彩画などの一点物の絵画よりも希少価値が低いため、比較的安価で売買されることが多い。 ポストカード等で誘引されたギャラリーや展示会の会場などにおいて、美術品の相場価格を知らない人に対して絵画を市場価格と比べて高額な値段で販売しようとする、いわゆる絵画商法が悪徳商法の一つと言われている。若者に被害が集中し主に駅前(繁華街)の路上で通行人に「絵の展示会やってます」等と声をかけ店舗に誘い出し高額な絵を強引に購入させるもので2011年には「若者に高額な絵を強引に買わせた」として秋葉原駅前や銀座に店舗を構える企業と卸売り業者4社が東京都に行政処分された。そもそも優良な美術館や画廊の従業員が路上で客引きするのはあり得ないことなのでそういう者を見掛けたら「悪質な企業」と判断し相手にしないのが一番。もし被害に遭っても「3000円以上の品物」など一定条件を満たせばクーリング・オフ制度が利用出来るので直ちに消費生活センターに相談して指示に従うこと。
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