美容師の無免許問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/12 08:28 UTC 版)
「シザーズリーグ」の記事における「美容師の無免許問題」の解説
前述の美容師の無免許問題など、同番組に対する評価は大きく割れた。 同番組が火付け役となった「カリスマ美容師」ブームにより、当時は高校生の間で「将来なりたい職業」として美容師が上位にランクされるようになった。その一方で、必要以上に複雑な髪型を客に勧めたり、カリスマブームが去った後の新規就職者の急減などの悪影響を指摘する声があった。 日本の美容学校卒業を経る美容師免許を取得しないまま実務に就き、無免許であるにもかかわらず美容を業として、メディアを使いながら手っ取り早く有名になろうとする美容関係者の存在が問題視されている。 美容師は、美容を業とする日本の国家資格であり、厚生労働省管轄の業務独占資格である。パーマネントウエーブ、染毛、ヘアカット、結髪、化粧、スキンケア、フェイシャルエステティック等の方法により、容姿を美しくする専門職であり、美容師免許を有していなければ、美容を業としてはならない(美容師法第6条)。なお、業とは反復継続の意思をもって行うことで、有料・無料は問わない(美容師法、昭和32年法律第163号)。無免許のヘアメイクやメイクアップアーティスト、スキンケア、フェイシャルエステ、メイクボランティアは違法である。保健所から無許可の美容所も違法である。地域の保健所(保健センター)が所管であり、違法行為には行政指導や罰金等が発生する。
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