縮小しつつあるペイト氷河
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 23:25 UTC 版)
「ペイト氷河」の記事における「縮小しつつあるペイト氷河」の解説
ペイト氷河は急速に後退(融解)している氷河として知られており、特に20世紀の後半に入ってからの後退は激しい。1896年から1996年の100年間で、この氷河の体積は1088.5×106 m3を失ったとされる。また、初めて行われた学術調査の時と比べると、その質量の70%が失われたとの報告もある。なお、この氷河の近くに自動気象観測装置が設置されたのは1987年のことで、それ以降については、日射量、気温変化、降水量のデータが存在する。 ちなみに、近年縮小傾向にあるのはこのペイト氷河だけではなく、ペイト氷河が流れ出しているワプタ氷原自体も縮小しており、さらに同氷原から流れ出している他の氷河(ボウ氷河など)も縮小傾向にある。
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