縄文犬の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/14 02:17 UTC 版)
千葉県船橋市の藤原観音堂貝塚からは、縄文後期の犬骨が発掘された。これをもとに縄文犬の復元が試みられ、「飛丸」と名付けられた。船橋市飛ノ台史跡公園博物館所蔵。「飛丸」は体高40センチメートルから42センチメートルの小型犬で立ち耳、巻き尾といった柴犬に似た特徴を持っていた。現在の柴犬とは異なり額から鼻の額段部分が平坦になり、目がつりあがりキツネ顔に見えるという。体毛の色は不明だが、系統的に古い黒毛で復元されている。 縄文犬は全体的に頑丈な体格で、雌雄の差が現生の日本犬より大きい。前頭部から鼻先の額段はオオカミと同程度で、顔の幅は狭い。歯の異常萌出はほぼ見られない。縄文時代に縄文犬の品種改良は行われていないとされるが、異なる2系統が存在するとする説もある。 現生の日本犬では柴犬のほか、北海道犬、琉球犬など本州から離れた場所にいる犬が、縄文犬の特徴を強く受け継いでいると言われる。 古代犬であるパリア犬の子孫の一種でもある。[要出典]
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