縄文時代 - 古墳時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 22:52 UTC 版)
「はさみ山遺跡」の記事における「縄文時代 - 古墳時代」の解説
はさみ山遺跡には縄文時代および弥生時代の遺構・遺物は少ないが、古墳時代には巨大な前方後円墳がつくられた。はさみ山遺跡は、隣接する羽曳野市とともに古市古墳群と総称される大古墳群内の一画を占めている。特に、墳丘長103メートルのはざみ山古墳(はさみ山古墳とも)と墳丘長154メートルの野中宮山古墳は、それら全体がはさみ山遺跡の範囲内に収まるため、はさみ山遺跡の範囲は古代以降の集落形成に何らかの影響があったと考えられる。 はざみ山古墳は、前方部を東を向け、築造年代は5世紀中葉であると推定されているのに対し、野中宮山古墳は前方部が西を向き、5世紀前葉に造られたと考えられている。両古墳は、向きは逆であるものの互いにほぼ平行に並んでおり、被葬された人物の密接な関係を想定することができる。両古墳の周囲に広がるはさみ山遺跡からも円筒埴輪などの遺物が出土している。古墳時代中期の円筒埴輪の中には、後の飛鳥時代になって井戸枠や墓の棺(埴輪円筒棺)として転用されたものが見つかった。
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