編笠百合とは? わかりやすく解説

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あみがさ‐ゆり【編×笠百合】

読み方:あみがさゆり

ユリ科多年草。高さ約50センチ。春、薄い黄緑色で鐘形の花を下向きにつけ、内面紫色網状模様がある。地下茎は厚い鱗片(りんぺん)からなり漢方貝母(ばいも)といって薬用有毒。はるゆり。


編笠百合

読み方:アミガサユリ(amigasayuri)

ユリ科多年草


アミガサユリ

アミガサユリ
科名 ユリ科
別名: バイモ
生薬名: バイモ貝母
漢字表記 編笠百合
原産 中国原産
用途 4月ごろ、淡緑色の花が下向き咲き内側紫色網状紋様があるのでアミガサユリと呼ばれます。生薬名を貝母といい鎮咳去痰排膿咳止め痰切りなどに用いられています。
学名: Fritillaria thunbergii Miq.
   

編笠百合

読み方:アミガサユリ(amigasayuri)

ユリ科多年草薬用植物

学名 Fritillaria verticillata var.thunbergii


編笠百合

読み方:アミガサユリ(amigasayuri)

バイモ別称

季節

分類 植物


アミガサユリ

(編笠百合 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/10 15:14 UTC 版)

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アミガサユリ
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 単子葉類 Monocots
: ユリ目 Liliales
: ユリ科 Liliaceae
: バイモ属 Fritillaria
: アミガサユリ F. verticillata
学名
Fritillaria verticillata var. thunbergii
和名
アミガサユリ(編笠百合)
テンガイユリ(天蓋百合)
バイモ(貝母)

アミガサユリ編笠百合ユリ科バイモ属の半蔓性多年草。原産地は中国で、観賞用として栽培される事が多い。

形態

茎高50cm程度、葉は三〜五輪生し線状披針形で無柄。上部では互生し、先端が反巻する。花期は早春で、茎頂に2つほどの花を下向きに咲かせる。花被片は淡緑色で6個ある。花径約3cmで鐘状花であり、内側に黒紫色の網目状斑紋を持つ。そのため編笠百合の名がある。地下に鱗茎を持ち、梅雨頃から休眠する。鱗茎は二枚の厚い貝状の鱗片が相対しており、貝母の名のもととなっている。

薬効と毒性

乾燥させた鱗茎は貝母と呼ばれる生薬として日本薬局方に収載されており[1]、粉末が去痰・鎮咳・催乳・鎮痛・止血などに用いられる[2]。貝母は、清肺湯、滋陰至宝湯などの漢方処方に用いられる[3]。鱗茎をはじめ全草にフリチリン・フリチラリン・ベルチシンなどのアルカロイドを含む。心筋を侵す作用があるので副作用として血圧低下、呼吸麻痺、中枢神経麻痺を引き起こす事もある。また、呼吸数や心拍数が低下する事もあるため、使用時は量に注意すべきである。

脚注

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  1. ^ 「医薬品各条」『第十五改正日本薬局方』(PDF)、2006年3月31日、p.1255。2010年6月27日閲覧。
  2. ^ 大塚敬節、p.250。
  3. ^ 大塚敬節、p.p.217-218,224。

参考文献


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