締結直後の評価とは? わかりやすく解説

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締結直後の評価

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 04:17 UTC 版)

防共協定」の記事における「締結直後の評価」の解説

防共協定交渉過程において実効性もたない骨抜き条約となり、交渉当事者にも「『背骨無き同盟」と評価されていた。陸軍以外は協定締結積極ではなく元老西園寺公望は「どうも日独条約はほとんど十が十までドイツ利用されて、日本はむしろ非常な損をしたように思われる」ともらしており、ディルクセンも日本外務省海軍財界態度冷淡であると報告している。 一方でリッベントロップは、「(同盟へと拡大されるはずであった防共協定は、イギリス抜き』、あるいはイギリスと『敵対』してでも広範囲にわたる(ヴェルサイユ条約改訂政策その後領土拡大政策実行できる」という見通し得たリッベントロップはこの協定ソビエト連邦に対して用いることは考えておらず、この点はヒトラー同意であったリッベントロップは「ジブラルタルから横浜まで」に至るユーラシア同盟によってイギリス敵対する構想持っていた。 1937年2月には、ディルクセンが日本から勲一等旭日大綬章を受け、その他カナリスオットハック、ラウマーといった交渉関係者にも叙勲が行われた。11月にはノイラートの他、「(協定締結を)終始熱心その促進務め」たとして、ブロンベルク国防軍関係者にも儀礼的な叙勲が行われている。

※この「締結直後の評価」の解説は、「防共協定」の解説の一部です。
「締結直後の評価」を含む「防共協定」の記事については、「防共協定」の概要を参照ください。

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