線形性とは? わかりやすく解説

線形性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/25 02:45 UTC 版)

フェーザ表示」の記事における「線形性」の解説

2つ信号の和 v1(t) + v2(t)フェーザ表示V1 +V2 である。

※この「線形性」の解説は、「フェーザ表示」の解説の一部です。
「線形性」を含む「フェーザ表示」の記事については、「フェーザ表示」の概要を参照ください。


線形性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/16 04:08 UTC 版)

資本資産価格モデル」の記事における「線形性」の解説

CAPMベータには一種の線形性がある。金融資産 i = 1 , … , n {\displaystyle i=1,\dots ,n} について、資金を ϕ i , i = 1 , … , n {\displaystyle \phi _{i},i=1,\dots ,n} の比率投資するポートフォリオ考える。するとこのポートフォリオ収益率 R p {\displaystyle R_{p}} は金融資産 i {\displaystyle i} の収益率R i {\displaystyle R_{i}} とすれば、以下の式で表されるR p = ∑ i = 1 n R i ϕ i {\displaystyle R_{p}=\sum _{i=1}^{n}R_{i}\phi _{i}} この時、CAPM成立しているならば、このポートフォリオ期待収益率 E [ R p ] {\displaystyle E[R_{p}]} について次のような変形が可能である。 E [ R p ] = ∑ i = 1 n E [ R i ] ϕ i = ∑ i = 1 n ( r f + β i m ( E [ R m ] − r f ) ) ϕ i = r f + β p m ( E [ R m ] − r f ) {\displaystyle E[R_{p}]=\sum _{i=1}^{n}E[R_{i}]\phi _{i}=\sum _{i=1}^{n}{\Big (}r_{\mathrm {f} }+\beta _{i\mathrm {m} }{\Big (}E[R_{\mathrm {m} }]-r_{\mathrm {f} }{\Big )}{\Big )}\phi _{i}=r_{\mathrm {f} }+\beta _{p\mathrm {m} }{\Big (}E[R_{\mathrm {m} }]-r_{\mathrm {f} }{\Big )}} ただし、 β p m = ∑ i = 1 n β i m ϕ i = ∑ i = 1 n C o v ( R i , R m ) V a r ( R m ) ϕ i = C o v ( ∑ i = 1 n R i ϕ i , R m ) V a r ( R m ) = C o v ( R p , R m ) V a r ( R m ) {\displaystyle \beta _{p\mathrm {m} }=\sum _{i=1}^{n}\beta _{i\mathrm {m} }\phi _{i}=\sum _{i=1}^{n}{\frac {\mathrm {Cov} (R_{i},R_{\mathrm {m} })}{\mathrm {Var} (R_{\mathrm {m} })}}\phi _{i}={\frac {\mathrm {Cov} (\sum _{i=1}^{n}R_{i}\phi _{i},R_{\mathrm {m} })}{\mathrm {Var} (R_{\mathrm {m} })}}={\frac {\mathrm {Cov} (R_{p},R_{\mathrm {m} })}{\mathrm {Var} (R_{\mathrm {m} })}}} である。よってまとめると E [ R p ] − r f = β p m ( E [ R m ] − r f ) , β p m = C o v ( R p , R m ) V a r ( R m ) = ∑ i = 1 n β i m ϕ i {\displaystyle E[R_{p}]-r_{\mathrm {f} }=\beta _{p\mathrm {m} }{\Big (}E[R_{\mathrm {m} }]-r_{\mathrm {f} }{\Big )},\quad \beta _{p\mathrm {m} }={\frac {\mathrm {Cov} (R_{p},R_{\mathrm {m} })}{\mathrm {Var} (R_{\mathrm {m} })}}=\sum _{i=1}^{n}\beta _{i\mathrm {m} }\phi _{i}} が成り立つ。この結果は以下で述べ極めて実用的なインプリケーションを持つ。CAPMの線形性を用いれば個別株式ベータポートフォリオ投資比率特定することなくポートフォリオ全体パフォーマンス(ポートフォリオリスクプレミアム)を測定することが出来る。よって投資信託などのファンド報告している収益率実績などからそのファンド(のポートフォリオ)のベータ推定することが可能になる。つまりファンドCAPMから逸脱した収益上げているかどうか限られたデータから調べることが可能になる。この観点に基づきマイケル・ジェンセン(英語版)がジェンセンのアルファ呼ばれる指標用いて株式投資信託パフォーマンス統計的に検証した論文1968年発表している。

※この「線形性」の解説は、「資本資産価格モデル」の解説の一部です。
「線形性」を含む「資本資産価格モデル」の記事については、「資本資産価格モデル」の概要を参照ください。

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