リスクプレミアム
リスクプレミアム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 04:28 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動リスクプレミアム(英: risk premium)とは、リスク資産の期待収益率において価格変動リスクの対価とみなされる部分のことである。
概要
リスクプレミアムは以下の式で定義される。
リスクプレミアム = 不確実な価格変動を伴うリスク資産の期待収益率 - 無リスク金利(短期国債などの無リスク資産の金利)
リスクプレミアムは通常、正であり、金融商品が持つ不確実な価格変動を受け入れるために必要な平均的収益と見なすことが出来る。もし、ある金融商品のリスクプレミアムが0または負であれば、多くの人はリスクを避けようとする傾向があるため(リスク回避的)、そのような金融商品は購入せず、国債などの安全な資産に投資するであろう[1]。ある金融商品のリスクプレミアムを計算するに当たって、国債などの無リスク資産の金利はデータから分かるものの、その金融商品の未来に生じる収益率は事前にはわからない。よってリスクプレミアムを求めるためには金融商品の期待収益率を何らかのモデルで仮定する必要がある。
リスク中立確率とリスクプレミアム
リスク中立確率とは金融商品の価格を金利で割り引いたものがマルチンゲールとなるような仮想上の確率のことである。よってリスク中立確率で金融商品の収益率の期待値を取れば金利と等しくなる。つまりある金融商品の収益率を
「リスクプレミアム」の例文・使い方・用例・文例
- マーケットリスクプレミアムはよくMRPと表される。
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