総合診療医
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 16:56 UTC 版)
フランスでは総合診療医(médecin généraliste、通称docteur, GP)が市民の長期医療に責任を持っており、予防医療、教育、専門性が求められない傷病について医療を施す。また深刻な傷病についての日常的フォローアップも行う(急性期以降から専門医受診まで)。 また疫学統計調査、法医学(ケガの保険金請求証明、スポーツ証明書、死亡証明、精神疾患による措置入院)、救急医療(SAMU)の役割も担っている。患者が通院できない時は在宅訪問医療も行い(特に老人と小児)、また夜間休日も診療する義務がある。 GPのほとんどは独立開業医であるが、一部はチームで就業している。フランスの医療制度において、GPは強いゲートキーパー役ではなく、市民は専門医を含めどのような医療提供者へも受診することができ、外来医療は様々なものが存在する。(しかしGPの紹介状が無い場合は保険支給は受けられない)。
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