結界と第十一地区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/27 09:39 UTC 版)
「BLACK BLOOD BROTHERS」の記事における「結界と第十一地区」の解説
九龍の血統から特区を守るため、特区は常にセイが力の大半を費やして発生させている結界に囲まれている。この結界により九龍の血統は特区に住む人間に招かれなければ特区に入ることはできない。また、仮に入ったとしても特区の外に出ることは出来ない。この結界は九龍ショックの際に九龍の血統に対する防衛、包囲の手段として確立された術法だが、正確には「招かれなければ入れない」性質を持った吸血鬼に反応する結界であり、この性質を持つ吸血鬼は九龍の血統でなくとも特区に入ることはできない。賢者イヴの血統もこの性質を持つためジローとコタロウもミミコに招かれるまで特区に入れなかった。 特区には「第十一地区(イレヴン・ヤード)」と言う都市伝説があり、十の地区に区分けにされた特区の中には「十一番目の地区」が存在し、そこには「香港聖戦の遺産」が眠っていると言われている。その実態は、「カンパニー調停部事務所に隣接する墓地の地下にある納骨堂に、アダム・王の遺灰が真銀刀によって封印されている」というもの。セイやケインは遺灰の封印場所として吸血鬼にとって不都合な海上都市である特区を選び、香港に替わる都市として発展させてきた。九龍の血統が外に出られないという結界の性質も、万が一アダム・王が復活を遂げた際、特区から出さないためのものである。この事実は香港聖戦で戦った一部の吸血鬼と人間しか知らず、尾根崎をはじめとするカンパニーの上層部の人間もその実態を知らず、単なる都市伝説して認識している。
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